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いのちの作法

沢内「生命行政」を継ぐ者たち

 昭和30年代の旧沢内村は天牢雪獄と例えられるほどの豪雪地帯のため、冬季は交通、産業などが麻痺状態となりました。病気や怪我をしても病院には行けず、赤ン坊や高齢者が当たり前の如く亡くなるという状態が続いていました。豪雪、貧困、多病多死という三重苦に村民は何も出来ず、死を宿命として諦めて生きていたのです。その悪循環を断ち切るために立ち上がったのが、第18代村長の深沢晟雄氏です。

「住民の生命を守るために、私は自分の生命をかけよう」

深沢村長は村民の生命を守るために、村民や職員と度重なる議論をしながら村ぐるみの努力をしました。冬季交通、医師や保健婦の確保。患者のカルテを集落ごとにまとめ、全ての村民の健康を把握するという保健医療の仕組みを築き上げました。

当時の厚生課長による乳児・老人医療費無料化の提言を全国に先駆けて英断し、昭和37年、日本で初めて乳児死亡率ゼロを達成したのです。当たり前であるはずの生命が当たり前でなくなっていた時代に、真正面から生命を見つめることによって築き上げられたのが、生命を大切にするという「生命尊重の理念」です。深沢村長は2期目を終えようという昭和40年、病に倒れそのまま帰らぬ人となりました。しかし、その後も旧沢内村は生命尊重を村是とし、西和賀町となった今日に受け継いでいます。

解説

 本作品は、日本映画学校を卒業した都鳥拓也・伸也兄弟(岩手県北上市出身)が及川和男著の「村長ありき」(新潮社/後にれんが書房新社より再刊)に感銘を受け、「郷土の誇りを全国に!」と企画しました。"生命の尊さ"という今まさに日本人が見つめるべきテーマに共鳴した二人の恩師・武重邦夫が、その企画をプロデュース。監督には、「白神の夢 森と海に生きる」で世界遺産・白神山地の麓に抱かれた八森町を舞台に生命の営みを描いた"人間派"小池征人 、撮影に監督の盟友・一之瀬正史を迎え、2006年8月にクランクイン。約6ヶ月間、現地の人々に寄り添って撮影を行いました。そして記録された130時間に及ぶ映像を、「Shall we ダンス?」など、数々の作品の編集を手がける菊池純一が、西和賀の美しい風土と文化を織り交ぜ纏め上げました。ベテランと若者スタッフの共同作業で珠玉の記録映画が誕生したのです。

スタッフ

製作総指揮/武重邦夫 監督/小池征人 

公式ホームページは こちら