子ども達に! 子ども達と!

地球が動いた日

 映画は、戦後最大の阪神・淡路大震災が起こってから3年目。大震災は未来を担う子どもたちの心身に大きな傷痕を残しました。
親や兄弟の死、避難生活など、いままでの平和な日本では考えられない悲しみと苦しみを体験しました。しかし一方でその体験の中からたくさんのものを学びました。
 映画では、大震災の悲しみから明日を見つめ、互いに希望を見つけだして成長していく子どもたちの姿を感動的に描きます。

ものがたり


1995年1月17日未明、大震災が神戸を襲った。6年生で、一流中学をめざしている剛(つよし)の住む家屋も崩壊した。 クラスメートで、家族でたった一人の父親を失った和幸(かず)くん、保育園のときから仲良しだった美帆(みほ)ちゃんは、家族もろとも死んでしまった。避難所で、不登校のかずくんの心の痛みを知るつよし、お年寄りをはじめとする避難所の人々の心づかいや、ボランティアの励ましのなかで、人とひととの繋がりの大切さを知っていくつよし―。授業が再開された。みほちゃんの机に供えられた花を前に、担任の酒井先生は、震災で体験した辛いこと、悲しいこと、感じたことをとおして「命の授業」を始める。

スタッフ

原作:岸川 悦子 監督:後藤 俊夫
声の出演:竹下 景子