子ども達に! 子ども達と!

ハッピーバースデー

ものがたり

母の静江は、兄の直人に希望を託して可愛がり、あすかには冷たくあたっていました。
12歳の誕生日、あすかは期待に胸ふくらませていましたが、母は夜遅く帰宅したうえ、「あすかなんか生まなきゃよかった」といいます。その一言で、あすかの心は深く傷つき声を出せなくなってしまいます。それが原因で不登校に陥ったあすかは、直人のすすめで福島の母の実家で過ごすことになりました。